行政書士法人近藤事務所

事例

• • 遺言書

  子どもがいない遺言者の想いと感謝を、親族に託した公正証書遺言の作成をサポートした事例

  相談内容

  一般的な遺言の内容としては、財産の相続を指定することが多いですが、この案件では遺言者と相続人である兄弟姉妹の関係が良好ではないことから、相続財産の協議方法を指定し、加えて現在お世話になっている親族に感謝を伝えつつ逝去後の祭祀を託すような内容をご希望されておりました。

  解決

  最初の面談では、弊所で遺言内容をヒアリングし、必要書類の準備をお願いしました。公証人と連携しながら、遺言書の起案・作成のサポートをしました。事前に弊所で予約した作成日当日、遺言者は、随伴者の親族に弊所から車で５分の福島公証人合同役場に送迎していただき、公証人の下、無事、遺言書を作成しました。証人２名は、毎回弊所で手配しておりまして、今回は所長１名、職員１名が立ち会いました。

  ポイント

  ご依頼主の遺言者は、随伴者の親族の方からのご紹介でした。ご高齢で、初めての遺言のため、その親族の方を介して同席していただき、事前に費用感・必要な手続き・スケジュール感をお伝えすることで依頼者が不安にならないよう努めました。業務進捗は、報告連絡を密にし、完了までに約１ヶ月かかりました。最後までしっかりと伴走支援いたしました。
• • 相続全般 /
  • 遺産分割

  初回面談時に相続税申告案件に該当し税理士と連携しながら解決した事例

  相談内容

  被相続人は代々農家で、事業を経営されておりました。配偶者である奥様との初回面談の際に、相続財産の内容をヒアリングしたところ、相続税の申告が必要で、その種類がたくさんありました。また、第１順位の子どもが２名おりましたが、遠方でした。

  解決

  相続財産の調査と相続税の申告は、提携先の税理士を紹介して手続きを完了させました。戸籍謄本は弊所で代理取得し、法定相続情報一覧図、遺産分割協議書の作成を代行しました。遺産分割協議自体は難航せずに合意が成立しました。その後、不動産は司法書士を紹介し、その他に山林、農地、複数の金融機関、上場株式、組合の出資金に係る名義変更手続きは、弊所で代行しました。大変だったことは、上場株式の株券が電子化して証券会社の口座開設のお手伝いをしたことと、組合の出資金の払戻の時期が決まっていて払戻に時間がかかったことでした。

  ポイント

  ご依頼主で配偶者の奥様はご高齢で、初めての相続のため、精神的にも大変だったようでした。業務進捗は、こまめに来所していただいたので報告連絡は密にし、必要な手続きやスケジュール感をお伝えすることで依頼者が不安にならないよう努めました。税理士の相続税の申告も含めて完了までに約１年かかりましたが、しっかりと伴走支援いたしました。現在もご相談があれば承っております。
• • 相続全般 /
  • 遺産分割

  相続人が多く、遺産分割協議が簡単に成立しなかった事例

  相談内容

  被相続人の配偶者は既に逝去しており、第１順位の子どもが相続人７名で、ご高齢かつ遠方でした。加えて、関係が良好ではなかったこともあり相続人と連絡がとれないことがありました。その結果、遺産分割協議が困難でした。

  解決

  戸籍謄本は弊所で代理取得し、相続関係説明図、遺産分割協議証明書の作成を代行しました。遺産分割協議証明書とは、遺産分割協議の結果、どのような内容で合意が成立したのかを証明する書面です。遠方かつ人数が多かったため、個別に証明してもらう方式を選択してもらいました。
  ところが、遺産分割協議を進めている中で、一部の相続人から合意を得ることができず、協議は難航しました。そこで、提携している弁護士を紹介して依頼主代理人として尽力頂き、最終的には遺産分割調停において遺産分割協議が成立しました。

  ポイント

  ご依頼主はご高齢で初めての相続のため、相手がご兄弟であったことや連絡が取れなくて解決に時間がかかってしまったこともあり精神的にも大変だったようで、弊所で何度も電話や面談させていただき、可能な限り、心配や不安は受け止めて、相続人間の仲を良好に進めようと心掛けました。業務進捗の報告連絡は密に行いました。
  また、ワンストップサービスで提携先の弁護士と連携し、解決へと導くことができました。完了まではおよそ５年かかりましたが最後まで伴走支援させていただきました。
• • 相続全般 /
  • 遺産分割

  子供なしの夫婦の相続において苦労した事例

  相談内容

  被相続人には配偶者のみで子どもがおりませんでした。また、ご高齢だったため、第２順位のご両親も既に他界しておりました。第３順位の兄弟姉妹が相続人になりましたが、他界されている相続人が２名おり、代襲相続で甥・姪が相続人になった結果、相続人が９名かつ遠方のため、遺産分割協議が困難でした。

  解決

  始めに、戸籍謄本は弊所で代理取得し、相続関係説明図、遺産分割協議書の作成を代行しました。また、奥様が遺産分割協議を進めている中で、一部の相続人から合意を得ることができず、協議は難航しました。そこで、弊所では提携している弁護士を紹介して奥様の代理人として尽力頂き、最終的には修正した内容で遺産分割協議が成立しました。その後、不動産は司法書士を紹介しつつ、銀行口座や有価証券の名義変更は弊所で代行しました。完了まではおよそ２年かかりましたが最後まで伴走支援させていただきました。

  ポイント

  ご依頼主で配偶者の奥様はご高齢で、初めての相続のため、精神的にも大変だったようでした。業務進捗は、こまめに訪問して報告連絡は密にし、依頼者が不安にならないよう努めました。
  また、ワンストップサービスで提携先の弁護士と司法書士と連携し、解決へと導くことができました。